原発からの卒業に向けて

フクシマの教訓

 原発安全神話は,意図的に作られた科学的根拠のないものだったことが,今,関係者の証言で次々と明らかになっています。コストが安く,安全でクリーンと言われてきた原発が,実は災害に弱く,事故が起きるととんでもないコストが必要となり,放射能汚染を撒き散らすことが分かりました。
 しかし,この事実はスリーマイルやチェルノブイリの事故で明らかだったはずでしたが,どこかに日本は違うという意識があり,深刻に考えてはきませんでした。ところが,今や原発事故の代名詞は,スリーマイルやチェルノブイリではなく,フクシマとなってしまいました。
 もう原発は必要ありません。ノーモアヒロシマ,ノーモアナガサキ,ノーモアフクシマです。新たな原発はもういりません。現在稼働中の原発もいりません。原発が立地する周辺地域の方々の人生と引き換えに電力を享受する気持ちはありません。必要であれば,不便も甘受します。それが,フクシマの教訓だと思うのです。
 
 原発に関する報道において,諸外国のメディアと日本のメディアでは温度差が随分とあります。日本のメデイァの方が温度がずいぶんと低いのです。正しい情報を得ようとすれば,衛星放送などで日本と諸外国の報道を比較して,チェックする必要があります。
 私たちの思いを代弁してくれるグッズたちのパート2がドイツから届きました。(^^♪
 ブログでお付き合いしていただいているドイツ在住のxirominさんが,ブログ上で「小さな反核運動」を始められていて,賛同したクマとノコにも以前「反核バッジ」を送ってくださいました。今回は様々な反核グッズの中から,エコバッグと旗を物々交換で送っていただきました。
 xirominさんのブログでは,クマとノコのドイツ神話がガラガラと崩れていますが,反核・環境に関してはやっぱりドイツ。早々に原発の廃止を国として決定しました。
 xirominさんのブログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/xiromin/64625213.html


エコバッグです。

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↑ 反核バッジと同じデザインです。このデザインは世界共通ですので,日本で見られた方も多いと思います。


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↑ エコバッグのの裏面です。ドイツ語の表記がノコには少し嬉しい。


旗です。

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↑ 車の窓に,はさんでつけられるようになっています。


 クマの職場には,フクシマなど被災地で働いている仲間がいます。その仲間たちが,被災者の声を聞き,本当に今何が必要なのかという声を全国の職場に発信し,全国の仲間から,避難所にメモ用紙や筆記用具を,新一年生にはノートを贈りました。また,現地にボランティアで入った方の話では,震災,津波原発の復興は容易ではなく,ボランティアが慢性的に足りない状態だそうです。周辺に大都市がなく,大学の数が少ないこともボランティア不足の要因のようです。また,少なくなりましたが,避難所生活を続けている方もみえます。これからの季節,寒く厳しい毎日となることが想像されます。
 クマとノコに出来ることは,募金だけでなく,フクシマを忘れないこと,反原発反核バッジや様々なグッズで意思表示することです。  by クマ