フェイラーのバッグもついにおまけ付き雑誌で登場!

シェニール織について

 シェニール織の定義は,基本的に「1.両面カットパイルの織物,2.表も裏も同じ多色柄のある織物,3.2度の製織工程で作られた織物(再織と言われる由縁です。),4.シェニール(モール)糸をよこ糸とした絣(かすり)織物」と言われています。特に定義の4がポイントのようで,織り上げた時に狙いの柄になるように設計されたシェニール糸をヨコ糸として使い,織物の表裏に同じ多色柄が現れるように織り上げられています。
 日本でもフェイラーを始め,数種類のメーカーによるシェニール織の製品を目にします。特に,フェイラーは,黒無地ベースに花柄の高級ハンカチとして,世のおば様方を席巻し,ブランドイメージが定着しています。
 実は,クマとノコはシェニール織は,北ドイツの伝統織物だと長年勘違いをしていましたが,どうも18世紀末にスコットランドからチェコ,ドイツへと移行して行き,その一方,日本にも明治初期に持ち込まれているようで,昭和4年に明治天皇に日本製シェニール織のテーブルクロスが献上された記録が残っています。

今流行のおまけ付き雑誌です

いよいよフェイラーが出ました!

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 いろいろなブランドのおまけ付き雑誌が出ていますが,ついにフェイラーも出ました。4月29日クマに付き合って鉄道模型店に行った際に,書店の店頭を飾っていました。
 ノコは,他のブランドのおまけ付き(バッグがおまけ)雑誌もちょくちょく買っていましたが,雑誌はカタログって感じなのでほとんど読んでいませんでした。しかし,今回は雑誌を読んで目からウロコでした。フェイラー社が,南ドイツのチェコ国境に近い,バイエルン州ホーエンベルク市にあること,創業は,当時ドイツ領だった現在のチェコだったことなど,知らないことが一杯でした。
 1,575円です。お値打ちでしょ。おまけのバッグの素材は綿で,内側に防水加工がしてあります。


フェイラーorファイラー?

 ところで読み方ですが,日本ではフェイラーという読み方が定着していて,メーカーもフェイラーで通しているようです。しかし,スペルはFEILERなのでファイラーが正しいと思うのですが,人名とかで特別な読み方をするのか疑問のままです。そう言えば,フォルクスヴァーゲンも本当は,フォルクスバーゲンじゃないかなぁとドイツ語初心者のノコの疑問は尽きません。
 5年ほど前までは,ドイツでシェニール織って見かけなかったです。おみやげ用に何点か買おうと思ってデパートを探しましたが,全く置いてなかったです。日本人が買いに来そうなホテルのショップや免税品店にフェイラーが少しある程度でした。しかし,最近はどーんとバッグもハンカチもあるようですね。