カフェ・ウィーンのケーキ⑧

 今週の水曜日,松坂屋本店のシュライヒ展(展示と販売でした。後日アップします。)に行き,続いて愛知県美術館のアーツ&クラフツ展(ウィーンのユーゲントシュティールにもつながります。)を観て,ユーハイムで限定のバームクーヘン(これも後日アップします。)を買って,カフェ・ウィーンでケーキを食べました。

ウィーンのカフェの基本に戻って欲しい!

 行く度に,普通の喫茶店に近づいているカフェ・ウィーンです。名前だけのカフェ・ウィーンなら別に構わないのですが,ウィーン伝統のカフェ文化を継承しているカフェであることの証である「カフェ認定書」を受けているカフェとして,やはりもう一度基本に立ち返って欲しいと思うのです。当初は,オーストリア・ウィーンのカフェ文化を学んでいたはずですから・・・。


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↑ 白桃のショートケーキです。季節ものなので注文しましたが,カフェ・ウィーンらしくないケーキと言えます。味は悪くないですよ。でも,「カフェ・ウィーンならショートケーキじゃないでしょ。」「もう少しウィーンらしいお菓子を並べてよ。」と言いたくなります。


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↑ カーディナルシュニッテンです。こちらは,ウィーンのポピュラーなケーキです。このケーキは,本来は枢機卿の礼服の色である,白色,黄色,赤色の3色のケーキです。しかし,最近では赤色にラズベリージャムをサンドしないで,コーヒークリームを使用したものが多く,カフェ・ウィーンでもコーヒークリームを使っています。ただし,今日のケーキは,メレンゲを使った白の部分がありませんので,なんちゃってカーディナルシュニッテンですね。3枚目が以前に注文したカーディナルシュニッテンです。分かりにくいですが,表面直下に白い部分があります。勝手にレシピを変えては×です。


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↑ アイスティーを注文しました。グラスにシュテファン大聖堂のイラストが入っています。癖のない飲みやすいアイスティーです。


カフェって何か?飲食の提供だけではなく,文化を育む場所でもあるのが,ウィーンのカフェです。器だけのカフェ・ウィーンにはなって欲しくないのです。