《白タグ オーストリア限定ベア 1999年 1847体 シルバーグレイ40》
↑ 正面です。
そして,翌年ウィーンを訪ねた際に,オーストリア・ベアを購入したおもちゃ屋さんに行ったところ,オーストリア・ベアは2人いましたが,ヨハン・シュトラウス・ベアは1人もいません。在庫はないかと訪ねると「1年前のベアはない。」との返事でした。えっ~。4年前のベアは2人もいるのに・・・。ウィーンっ子にとってヨハン・シュトラウスはやはり特別な存在のようです。
さて,ここで諦める訳にはいきません。このベアを求めてウィーン中を探しました。次にグラーベン・シュトラーセにある老舗のおもちゃ屋さんに行きましたが,「無い」との返事。リンク内の他のおもちゃ屋さんやANAグランドホテル等のショップやマリアヒルファー・シュトラーセのデパートやおもちゃ屋さん回りましたが,見つかりません。
翌日,ヨハン・シュトラウス・ベアを諦めて,ウィーン少年合唱団のベアを連れ帰るためにグラーベン・シュトラーセにある老舗のおもちゃ屋さんに顔を出し,「シュタイフのベアが見たい。」と昨日と別の店員さんに声をかけたところ,「ヨハン・シュトラウス・ベアだろ?」「ちょっと待っていてくれ!」と言い残し,倉庫に消えました。そして,満面の笑みを浮かべて戻ってきた店員さんの手にはヨハン・シュトラウス・ベアの箱がありました。
前日,クマとノコが帰った後で,日本人の夫婦がヨハン・シュトラウス・ベアを買いに来たと話題になったらしく,「倉庫にあったんじゃないか?」ということになり,見つけたらしいのです。しかし,もう来ないだろうと思っていたクマとノコが,翌日も顔を出したため大騒ぎとなったようです。このおもちゃ屋さんは,賑やかなグラーベン・シュトラーセにありますが,ちょっと入口が分かりにくいため,今まで日本人が来ることは稀だったようです。このことも幸運な結果を迎える材料のひとつになったようです。
↑ 左足には,「美しき青きドナウ」の楽譜が刺繍してあります。