☆ ピラミッドって何? ☆彡
初期のクリスマスピラミッドは4本の棒を上部で束ねて四角錐にした簡素な物だったようです。各村ごとに決まった飾り付けがあり,エルツ山地の村のクリスマスピラミッドには,鉱夫が登場するものが多くあります。そして,現在のクリスマスマーケットにあるピラミッドにも特徴が受け継がれています。今回紹介するクリスマスピラミッドは,クリスマスマーケットにある巨大なものではなく,おもちゃとして作られているミニチュアです。燭台にロウソクを立て,火を点けると上についている羽根と台座が回ります。ロウソクの熱による上昇気流で,ゆっくりと羽と台座が回る様子は,ずっと見ていても飽きません。クリスマスに限らず,夕暮れ時にぼんやりと見ていることが出来たら幸せだと思います。
☆ リアル・クリスマスピラミッド ☆
ドイツのクリスマスマーケットの中心には,多くの街でクリスマスピラミッドが飾られています。ピラミッドと言っても,エジプトのピラミッドのようなものではありません。木で作られたクリスマス飾りの1つです。左 アンナベルク・ブッフホルツ 右 ミッヒェルシュタット
左 ザイフェン 右 ルートヴィヒスブルク
我が家のクリスマスピラミッド
↑ R&G社製,三層クリスマスピラミッド,高さ約40センチ
優雅に羽根と各層が回ります。第1層は,御生誕(幼子イエスとマリア様,東方三博士),第2層は,羊飼い,第3層は天使の祝福です。
↑ 工房・マイスター不明,一層クリスマスピラミッド,高さ約16センチ
ミニチュアピラミッドですので,大きなロウソクに火をつけると羽根が燃える心配があります。灯りを持った天使たちがいます。
↑ 工房・マイスター不明,1層クリスマスピラミッド,高さ約22センチ
こちらは,ロウソクに火をつけても大丈夫でした。樅ノ木を聖歌隊が回ります。未だ,ドイツの木のおもちゃについて何も知らない頃に買った,最初のクリスマスピラミッドです。
*クリスマスピラミッドは,大きな荷物になる印象があります。しかし,実は羽根を外す(1枚1枚に分割できます。)ことが出来ますので,以外とコンパクトになっちゃいます。手荷物でも根性があればOKです。(^^♪