マイスターの作る小さな世界-ヘニッヒ工房④(エルツの小さなお人形)

小さなお人形の可愛い世界

 ドイツのエルツ地方の木のおもちゃには,くるみわり人形,ピラミッド,煙出し人形,シュヴィップボーゲンなどの比較的大きなものから,小さな小さなミニチュアまであります。このミニチュアたちは,当時貧しかったエルツ地方の人たちが,大きな木のおもちゃの端材から何か作れないかと工夫して始まったとも言われています。現在では,以前に紹介した「ミニチュアの部屋」,「マッチ箱シリーズ」や小さなお人形たちなど,多くのレパートリーがあり,端材の活用ではなく,最初からミニチュアのために作られています。
 今回紹介する木のおもちゃは,クマとノコの大好きな工房の一つ,ヘニッヒ工房です。ザイフェンに工房があり,様々な仕事をしている小さなお人形を作っています。
 ヘニッヒ工房との最初の出会いは,エルツ地方の鉱山町,フライブルクのインフォメーションでした。何時ものようにインフォメーションでシュタットプランを手に入れ,グッズをチェックしていたら,飾ってあった小さな可愛いお人形に目が止まりました。小さなまん丸の目,優しい色使い,様々な職業,服装・・・。そして,手頃なお値段。(^^♪
 以来,ドイツに行く度に少しずつ買うようになりました。最近は,年2回の「小さなミュージアム」にも並んでいますので,ドイツに行かなくても増えています。(^_^.)


夜警

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 中世,城壁の門が閉じられ,市民が寝静まった頃に夜警が現れます。夜警は夜8時から朝5時まで(町により違いはありますが・・・)ランタンとホルンと槍を手にして町中を警護します。市民は,夜警が町の安全を守ってくれていることで安心して眠ることができました。夜警が手にしているホルンは,毎正時を告げる塔の鐘と共に町中に響き渡るよう吹かれ,また,危険を知らせる警笛の役割をも果たしていました。夜が人の世界ではなかった頃の話です。現代では,ロマンチック街道沿いのローテンブルク,ディンケルスビュールの街などで出会うことが出来ます。



種まき

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 農業が大規模集約化されているドイツですが,昔はこんな風景も見かけたのでしょう。豊作を祈って一生懸命種をまいています。



女性

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 民族衣装を着た女性です。ノコも民族衣装が欲しいです。