年2回のとっても危険な催事

ドイツ 木工芸品展 「小さなミュージアム

 クマとノコが自制心を失くす危険な催事,ドイツ木工芸品展「小さなミュージアム」がやってきました。前回は,レジを終えた後で大きな買い物をしてしまい,その後の生活に支障をきたすことになってしまいましたので,今回は,個数は1つ,予算は1万円以下と事前に意思統一をして出かけました。(^_^.)
 会場には,くるみ割り人形,煙出し人形,マッチ箱,小さな部屋など充実の品揃えで,初登場の工房,マイスターもいくつかありました。年々新たな工房,マイスターが増えていて,中村社長さんから説明をお聞きするのが楽しみになっています。
 クマとノコが出かけたのは,会期最初の土曜日6月4日でした。会場にはたくさんのお客さんが来場されており,次々と大物が買われていきました。担当の方のお話では,会を重ねるごとにお客さんが増え,最終日には品薄状態になることもあるようです。
 写真撮影及びブログへの掲載につきましては,中村社長さんの御了解を得てあります。毎回,工房や作品に対する詳しい説明をいただき大変感謝しております。

期 日・・・2011年6月1日(水)~6月14日(火)
場 所・・・JR名古屋タカシマヤ9階 中央エスカレーター横特設会場

普段は下記アドレスで通信販売(くるみ割り人形と煙出し人形)をされています。
http://www.cal-ny.com


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↑ 今回の案内状はヒリッヒ工房の作品です。実は,人形たちの腕は,木ではなく粘土で作られています。この制作方法は,今ではほとんど使われない伝統的な制作方法です。現代的な雰囲気と伝統的な制作方法のコラボです。



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↑ 会場風景です。日独交流150周年のマスコット「ディ・マウス」も活躍しています。


買いました!

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↑ 先日,リトルワールドで一目ぼれして魔女を買いましたが,その魔女と同じマイスターベッティーナさんの作品です。彼女の人形は,手彫りで,独特の雰囲気があり,今回も作品の前で釘付けになっちゃいました。他にも迷った作品はありましたが,クマとノコで協議の結果,今回はこの額入り赤ずきんちゃんを買うことにしました。
 分かりにくいのですが,バスケットの中に花が入っています。この花は,ドライフラワーではなく,木で作られています。



やはりこれだけでは終わらなかったのです。

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↑ お会計を済ませ,会場で社長さんや担当の方とお話をしている間に,特注品があるとお聞きし,見てみると先ほど迷ったお人形でした。クラウス・ヒュップシュ工房は,普段小さいお人形を作っている工房ですが,今回特別に中村社長さんが大きめのタイプを発注されたそうです。
 何か日本の「こけし」に通じる雰囲気があるお人形で,初めて見るタイプでした。塗装も綺麗で,5種類ほどの中から選びました。



まだ帰れませんでした。

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↑ 再び会計をしてエスカレーターに乗ろうと振り返ると,ドレスデンという文字が目に飛び込んできます。なぜコウモリとドレスデンが関係あるのか疑問に思い,中村社長さんにお聞きすると,ドレスデンに橋をかける時に,反対派の象徴となったのがこのコウモリ夫婦だったそうです。そして,反対運動に共鳴したヴェルナー・グレーサーが作ったのが,この木で出来たコウモリ夫婦です。
 クマとノコのブログでも,当時この問題を取り上げています。橋によって景観が損なわれるため,ドレスデン旧市街の世界遺産への登録抹消がなされると報道されたニュースでした。
 買わずに帰れませんでした。(^_^.)




 毎回新たな発見がある「小さなミュージアム」です。「もう欲しいものはないよね。」と言って出かけるのですが,恐るべしドイツの木のおもちゃです。帰りには必ず何点か買っています。前回は,精算後大きな買い物をし,今回は点数と予算を決めたのに両方とも大幅にオーバーしてしまいました。(^_^.)