木のぬくもり エルツィのおもちゃ

ドイツの小さな田舎町での出会い

 今回紹介する「エルツィ社」も,エルツ山地の小さな田舎町,グリューンハイニヒェンにあります。
 グリューンハイニヒェンは今でこそ小さな田舎町ですが,以前はエルツ山地のおもちゃ産業の中心地として栄えた町で,マイスターを育成するおもちゃ実業専門学校(現在はエルツ山地の民芸品展示館となっています。)もあり,多くのマイスターを輩出していました。しかし,この学校は東ドイツになってから10年ほどで閉鎖されたようです。エルツ山地の民芸品展示館は,ザイフェンのおもちゃ博物館とは比較にならないくらい小さなものですが,展示物には木のおもちゃの歴史を理解する上で,大変貴重な物が多くありました。あまり訪れる人がいないようで,クマとノコが訪ねた日は貸切状態でした。
 係の方から,大変親切に町の案内をしていただき,貴重な東ドイツ時代の絵ハガキまで頂戴(千代紙をクマとノコから差し上げました。)しました。
 エルツィ社は1991年創業(同社のホームページ参照)の若い会社で,主力商品は「おままごとセット」です。ドイツの幼稚園の多くには,同社の「おままごとセット」が置いてあり,子どもたちの大切なパートナーとなっているようです。
 また,日本でも同社の商品を扱っているショップが多くなり,通販での入手が容易になっています。ドイツ,ヨーロッパの厳しい基準をクリアした木のおもちゃは,安心して小さな子どもさんに与えることが出来ますね。
 クマとノコは,同社の工場付属のショップでいくつか購入しました。でも,「おままごとセット」は買っていません。買えばよかったと後悔しています。卵,ケチャップ,各種野菜,牛乳,コスメセット・・・。大人が見ても可愛いのです。今度,通販で買おうかなぁ。 


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↑ 左上 ベル  左下 てんとう虫  右 天使 
  ベルとてんとう虫は,小さなものです。天使は優しい表情をしています。色あわせも落ち着きます。


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↑ サンタクロース


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↑ 上 木の手提げ箱(おままごとの道具を入れても良いかなぁ)
  下 小さなクマに紐を通して,アクセサリーの出来上がり


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↑ エルツ山地の民芸品展示館にあったエルツィ社のコーナー(おままごとセットです。)