フンダートヴァッサーを訪ねて大阪へ+α①

フンダートヴァッサーって知ってますか?

 フンダートヴァッサー(1928年12月15日生-2000年2月19日没)は,オーストリアの芸術家,画家,建築家です。日本の文化,伝統,芸術のファンで,ドイツ語の姓を直訳した「百水」という号を名乗ってもいました。色鮮やかな外見の建築でよく知られ,その作品の多くはオーストリア,ドイツを中心に所在します。ところが,日本にもTBS「21世紀カウントダウン時計」,キッズプラザ大阪「こどもの街」,大阪市環境局舞洲工場,大阪市建設局舞洲スラッジセンターの4作品があるのです。
 クマとノコは,オーストリアでフンダートヴァッサーの作品をいくつか見てきましたが,日本にも作品があることは知りませんでした。しかし,ドイツ在住のフンダートヴァッサー大好きブロガー,xirominさんの記事から,日本にも4作品があることを知りました。xirominさんのブログには,フンダートヴァッサーの作品がたくさん紹介されていて,御自身もフンダートヴァッサー風の素敵なモザイク作品を作られていて,時々ブログで紹介されています。

キッズプラザ大阪に行きました。

 大阪市環境局舞洲工場と大阪市建設局舞洲スラッジセンターは,内部見学には事前予約が必要です。今回は,フンダートヴァッサーの作品の他に大阪へ行く理由(これについては,次回+α②で報告しますが,少しもドイツ的ではありませんけど・・・。)があり,移動時間を考えてキッズプラザ大阪にしました。
 キッズプラザ大阪の4階,5階にあるこどもの街は,『オーストリア出身のフンデルトヴァッサー氏がデザインした「こどもの街」。すべてが曲線でつくられたこの街は、迷路のような回廊、曲がった壁、形も色も違う窓など、まるで街全体が生き物のようです。「こどもの街」では遊び方も自由自在。壁をのぼったり、つり橋を渡ったり、チューブスライダーを滑ったりと、思いっきり身体を使って遊ぶことができます。・・・こどもたちへのメッセージをこめてつくった「こどもの街」は日本で唯一の室内作品として高い評価を得ています。』とキッズプラザ大阪のHPやパンフレットに記載されています。
(http://www.kidsplaza.or.jp/) 
 写真撮影は,キッズプラザ大阪の許可を得ました。クマは一眼レフを持っていったため,あやしいオヤジとして通報されても困ると思い,事務所にフンダートヴァッサーのファンであり,写真を撮りたいと相談したところ,取材許可証(無料です。)をいただけました。
 大人の入場料は,1200円です。高いか安いかは,評価が分かれるでしょうが,甥と姪が小さな頃にここの存在を知っていたら,間違いなく連れて来たと思います。

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↑ 関西テレビカンテーレくんが出迎えてくれます。関西テレビと同じ所在地です。
  エレベーターを降りて振り返ると,エレベーターの周囲はフンダートヴァッサーのデザインです。



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↑ タイルが独特の色あわせで敷き詰められています。ドイツ,オーストリアの建築物には,直線が全くなく,床も波打っています。ここは,子どもの安全を考えて比較的平面が目立ちます。



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↑ 曲線で構成された柱は,色合いも綺麗です。この柱は,他の建築物にも共通しています。



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↑ 階段も普通の階段ではありません。



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↑ 丸い飾りは,フンダートヴァッサーの特徴です。建築物のトップには,金のタマネギ様のオブジェが乗っています。



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↑ 一つとして同じ窓はありません。これもフンダートヴァッサーの特徴です。



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↑ チューブの中を子供たちが楽しそうに移動していました。1日いても飽きないでしょう。



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↑ リーフレットと入場券です。あくまでフンダートヴァッサーカラーです。



*次回は,フンダートヴァッサーの作品を観る以外の大阪へ行った理由について記事をアップします。