エルツのおもちゃがやって来た!
JR名古屋タカシマヤに今年も(有)カルニー「小さなミュージアム」が出展しています。今回も,くるみわり人形,煙出し人形を始めとして充実の品揃えで大変見応えがあります。 現在,「小さなミュージアム」の中村社長さんは,エルツ地方の100の工房,会社とお付き合いがあり,内50の工房,会社の商品を常時扱ってみえるそうで,日本では「小さなミュージアム」しか扱っていないマイスターや工房が数多くあります。また,今回の品揃えの中には,特別に発注された「小さなミュージアム」仕様の商品もありました。 中村社長さんは,直接現地に買い付けに行かれ,マイスターと直接交渉をしてみえますので,それぞれの工房やマイスターのことを良くご存知です。豊富な商品知識に基づいた丁寧な説明を毎回お聞きするのがクマとノコの楽しみの一つとなっています。
写真撮影及びブログへの掲載につきましては,中村社長さんの御了解を得ております。毎回,わがままを聞いてくださり,大変感謝しております。
会場の様子
上左 カイザーの作品(ロクロから彫りから鋳物まで1人でこなすマイスター,お値段も皇帝クラス)
上右 カイザーの作品(ロクロから彫りから鋳物まで1人でこなすマイスター)
下左 可愛い小人さん
下右 ライヒセンリング工房のクリスマスマーケット(人形の背中を見るだけで物語を感じさせる高い技術のある工房です。お花作りでも有名です。)
また木のおもちゃが増えました
今回買った木のおもちゃたち
↑ ギュンター・ライヒェルの天使シリーズ(バレエシューズを持っているこのタイプは,小さなミュージアムの特注品です。)
ピンクのバレエシューズを持っている天使があまりに可愛くて,予定にありませんでしたが,買ってしまいました。特注品という言葉にも弱いです。
↑ グンダー・フラートの極小マッチ箱シリーズ「天使と鉱夫」(クマの小指や普通サイズのマッチ箱との比較で,その小ささが分かると思います。)
こちらも予定外の買い物です。マッチ箱シリーズは,4つほど持っていましたが,このサイズにはびっくりしました。
↑ グンダー・フラートの小さな部屋シリーズ「教会」
上 入口から覗いた教会
中 横
下 斜め上
↑ グンダー・フラートの小さな部屋シリーズ「教会」
右 祭壇
左 パイプオルガン
こちらが,予定通り購入した教会です。6センチ×14センチの小さな世界ですが,その精密さに圧倒されます。教会の入口から中を覗くと,本物の教会のようです。写真ではうまくお伝え出来ないのが残念です。小さな部屋シリーズの最高傑作だと思います。
↑ この煙出し人形が気になりつつ,先日は上の3点を買って帰ったのですが,「買わずに後悔するより,買って後悔しよう。」の家訓をクマとノコで確認し,あらためて買いに行っちゃいました。
クラウス・マーテンの伝統的な煙出し人形です。背負っているおもちゃの細工の細かさと胴体部分のシンプルさの対照がおもしろいです。
小さなミュージアムのホームページには,「この工房の人形は、その昔、最初にザイフェンでHaustein一家により制作された煙り出し人形のものとそっくりです。可愛らしい顔ではありませんが、考え深そうな、大人っぽい顔、細いスラリとした体が特徴です。」と紹介してあります。
次回は,11月下旬から12月上旬にかけての出展予定だそうです。特に,会期後半の1週間は,ドイツからマイスターが来て,制作実演をするそうです。