ポーランド国境の街，ゲルリッツ

　ゲルリッツは，ポーランドとの国境に位置するオーバーラウジッツ地方の街です。かつては，塩や麻の取引で栄えた街ですが，現在は華麗なファサードや家並みに往時の繁栄が偲ばれます。

　東西統一後は人口の流出が大きく，市当局は対策に頭を悩ましていましたが，最近は物価の安いことを売り物にして，西側から年金生活者を受け入れるプランを実行しています。

　オーバーラウジッツは，山と森に囲まれたのどかな地方で，ポーランドとチェコの国境に接しています。ドイツの少数民族のひとつであるソルブ人が住んでいる地方でもあり，エスニックな文化に出会える地方でもあります。

　クマとノコは，ドレスデンからＤＢで訪ねました。ＲＥに乗り約７５分で到着します。マルクトまでは，駅から徒歩で１５分程度です。

ヴァイナハツマルクト

↑　マルクトの入口では人形がお出迎えです。実は，雪が降った後で地面は雪が半分溶けてグチャグチャだったのです。染みて足が冷たかった～。

↑　屋台の様子です。平日の昼間で，雪で地面がグチャグチャだったせいか，人が少なかったです。

↑　お約束のクリッペン（幼子イエスのご生誕の様子を再現したジオラマ）です。

↑　マルクトの舞台です。上の写真は，地元のブランバンドの演奏。下の写真は，マリオネットを使ったコミックショーです。

↑　建物の雰囲気が，他のドイツの街とは異なります。石造りのどっしりとした商館が建ち並んでいますし，季節的なせいか建物の灰色が目立ちました。

↑　この街が有名になれば観光名所になりそうな天文時計。

↑　デパート（カウフホフ）の中です。ここの飾り付けが，クマとノコが選ぶ，デパートクリスマス飾りナンバーワンです。

↑　パッサージュです。ライプツィヒの有名なメドラーパッサージュにも引けをとりません。

↑　ポーランド国境のナイセ川です。対岸はポーランドです。

　今まで訪ねたドイツの街とちょっと雰囲気が違いました。ドイツ国内でありながらドイツではないような感覚がありました。オーバーラウジッツ地方の特色でもあり，ポーランドと国境を接するゲルリッツという街の特色かもしれません。