クリスマスのドイツ的お菓子

第一アドべントです

 アドベント (Advent) とはキリスト教において,イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで,日本語では「待降節(たいこうせつ)」「降臨節(こうりんせつ)」とも言います。
 西方教会では,ろうそくを4本用意し,第一主日に一本目のろうそくに火をともし,第二、第三、第四と週を追う毎に火をともすろうそくを増やしていくという習慣があり,この風習はドイツで始まったと言われています。常緑樹の枝を輪型にまとめ,花などで装飾した「アドベントリース」ないし「アドベントクランツ」に,4本のろうそくを立てたり(壁に掛けるクリスマスリースを寝かせたものを想像すると良いでしょう。),アドベント用に4本のろうそくが立てられる燭台を用いるのが普通です。
 通常ろうそくの色はアドベント期間中における教会暦の色にあわせ紫ですが,第三週のみ白またはピンクのろうそくを用いる場合が多いようです。これは第三主日が「喜びの主日」と呼ばれ,祭服の色も紫からピンクや薔薇色のものを用いるためです。なお、教会暦や風習に縛られない教会や,家庭においては,ろうそくの色は自由で,さまざまなものが存在します。
 ドイツでは主日ごとにシュトレンを食べて祝うことでも知られています。
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 今年の第一アドベントは,11月29日,今日です。クマとノコにとっても,いよいよ今日からクリスマスが始まる気分です。ヴァイナハツマルクトでは,いろいろな食べ物が売られていますが,最近は日本でも雰囲気のあるものが売られるようになりました。今回は,第一アドベントに向けて揃えた,クリスマスらしいお菓子を紹介します。


レープクーヘンです

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↑ 小麦粉,砂糖,蜂蜜にシナモンなどの香辛料を加え,重曹でふくらませたお菓子で,現在のクッキーやビスケットの原型です。レープクーヘンは,中世の味を今に伝えるヨーロッパ最古のお菓子とも言われています。
お菓子の家に入っていました。レープクーヘンには,いろいろなタイプがありますが,これはニュルンベルクタイプです。名古屋市中区栄にある明治屋で買いました。



シュトレンです

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↑ クリスマスの定番,シュトレンです。このシュトレンはケルンタイプといって,マジパンが入っているのが特徴です。カルディ・コーヒー・ファームで買いました。このショップは,名古屋圏ではイオンに展開しています。



シュペクラティウスです。

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↑ ドイツでは,クリスマス時期に香辛料の入ったクッキーを焼きますが,シュペクラティウスはその総称のようなものです。本来は大変素朴なクッキーで,ドイツでは,スーパーなどで1ユーロ程度から売っています。これは,ユーハイムで買った高級シュペクラティウスです。



もう一度シュトレンです

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↑ こちらは,名古屋ヒルトンで買ったシュトレンです。白い粉砂糖のかかった長方形のシュトレンは,産着に包まれた幼子イエスが眠る飼葉桶を表していると言われています。名古屋ヒルトンのシュトレンは,藁が敷き詰められており,この故事に忠実に作られています。
 シュトレンはドレスデンが発祥の地と言われ,ドレスデンのパン組合は「オリジナルのドレスデンシュトレン」の促進と伝統保持に努めています。現在ドイツの各地でシュトレンが作られていますが,その原材料や製造法がこの協会に認められたものだけが「ドレスデンのシュトレン」と名付けることができ,その証として楕円形の金の印章が与えられています。なお,ドレスデンヒルトンのシュトレンの箱には,金の印章がついています。