今年もエルツのおもちゃがやって来た!
JR名古屋タカシマヤに今年のアドヴェントシーズンも(有)カルニー「小さなミュージアム」が出展しています。今回も,くるみ割り人形,煙出し人形,シュヴィップボーゲンを始めとして充実の品揃えで,初登場の工房もいくつかありました。 クマとノコが出かけたのは,会期終盤の12月4日でした。いつもは,早々に出かけるのですが,今回わざわざ会期終盤に出かけたのには訳があります。それは,11月30日から「ドイツの職人による制作実演」を同時開催していたからです。フォルカー&ハイコー・フラット工房(ザイフェンおもちゃ博物館にあるような伝統的なカラーリングのピラミッドやおもちゃなどをひいている小さなサンタさんなどを作っています)の主任であるダニエル・ブルケルト氏が会場の中央ブースで,ロクロを使った「木=バウム」の制作実演をされていました。
写真撮影(会場及び職人さん)及びブログへの掲載につきましては,中村社長さんの御了解を得てあります。毎回,わがままを聞いてくださり,大変感謝しています。
↑ 今回の案内状です。フォルカー&ハイコー・フラット工房の作品です。
↑ ダニエル・ブルケルト氏の作業の様子です。何の変哲もない角材が,あっという間に「木=バウム」になります。日本で見られるとは思いませんでした。
スキンヘッドでごっつい体型,ちょっと怖そうですが,ザイフェンの伝統的な合唱団の指揮者でもある若手職人の代表格だそうです。
↑ フォルカー&ハイコー・フラット工房のサンタさんも買いました。こちらの作品には,ダニエル・ブルケルト氏のサインを入れてもらえました。
このサンタさん,背中にドングリのようなものを背負っています。見たことがあるような気がしていましたが,家に帰ってコレクションをチェックしたら,汽車をひいているサンタさんがありました。謎だった工房がひとつ判明しました。
↑ 二枚目の写真の下右に移っていた,昔ながらのキャンドルタイプのシュヴィップボーゲンです。伝統的なシュヴィプボーゲンで有名なミューラー工房の作品です。サンタさんとおもちゃの精緻さに心を奪われてしまいました。
↑ ザイフェンでも一番の老舗工房で「くるみ割り人形の生家」と言われるフュヒトナー工房の作品で「赤い王様」です。この工房のくるみ割り人形は,非常に鼻が高く,上品な顔つきが特徴です。ですが・・・,買ったものはくるみ割り人形を半分にして,木の板に貼り付けたものなのです。
「小さなミュージアム」の中村社長さんが,フュヒトナー工房で商談をしている際に,リビングにかかったこの作品を見つけたそうです。売り物としてではなく,職人の趣味でインテリアとして作られたものだったようで,前回の「バレーシューズを持った天使」同様,「小さなミュージアム」特注品です。
先にシュヴィップボーゲンなどを買っていたため,躊躇して一旦は会場を離れたのですが,「買わずに後悔するよりは,買って後悔!!」という我が家の家訓を思い出し,買っちゃいました。
毎回新たな発見がある「小さなミュージアム」です。「もう欲しいものはないよね。」と言って出かけるのですが,恐るべしドイツの木のおもちゃです。帰りには必ず何点か買っています。(^_^.)