ソルブ人の中心都市,バウツェン
バウツェンは,ポーランドとチェコの国境近くに位置するオーバーラウジッツ地方の街で,ポーランドやチェコと同系のソルブ人およそ6万人がこの街を中心に住んでいます。地理的には,ベルリンを流れるシュプレー川の上流にあたり,小高い丘の上に旧市街がまとまっています。 前回は,ヴァイナハツマルクトを紹介しましたので,今回は他のドイツの街とはちょっと雰囲気の違うバウツェンの旧市街を紹介します。
小高い丘の上の街ということは,お城を中心とした城壁都市ということです。丘の周囲は城壁で囲まれており,多数の塔があります。塔はひとつひとつ個性的な形をしていて,同じ形のものはありませんでした。用途も城門を兼ねたり,火薬庫だっり,見張りだったりと様々だったようです。
↑ 小高い丘の上の街だってことがよく分かります。
↑ 旧市街の中には多数の塔があります。城壁の要所にあって,城門を兼ねているものや,火薬庫だったものもあります。
↑ 雰囲気の良いレストランです。
↑ こんな風景は好きです。
↑ 城館です。
↑ ソルブ博物館です。
↑ 民族衣装,タペストリーなどです。独特の文化を持っていることが分かります。タペストリーの柄が気に入ったのですが,ミュージアムショップにはポストカードしか置いてなくて残念でした。テーブルセンターとかランチョンマットとかあれば,絶対買っちゃいます。
↑ 駅前には,旧東時代に活躍したSLが静態保存されていましたが,かなり劣化していました。
↑ 夕方という時間帯なのかもしれませんが,何となくもの悲しさを誘う駅のホームでした。